みなさん、こんにちは。
晴家村の村長吉原です。
いよいよみなさんに多大なご支援をいただいたキャンパーズBAR月の工事が始まりました。
実は、今回のBAR建設工事に伴って大きな課題があります。
それは、古民家前の素敵な桜の木が近年元気がなくて弱っているのです。
10月に大地の再生のメンバーの方に診断をしてもらい、土壌の改善が急務だという事になりました。どういう事かと言うと、地面の中で水や空気の流れが悪く、土地が酸欠状態になっている事で木に元気がなくなってきているとのこと。
これを改善するには自分達でやるか、プロに頼むしか無いのですが、プロに頼むとビックリするほどお金がかかる為、自分達でやる事にしました。
また、12月14日、15日に基礎工事が決まっている為、それまでには穴を掘って配管しないと後からの作業は難しくなるのです。
先ずは、大地の再生をする為大量の炭を用意しなくてはなりません。
開拓で枝を燃やして出る消し炭を大量に集めて現場に段取りしました。
そして、砕石と森から集めた古い瓦も使います。
12月3日土曜日の午後に準備。
工事は段取り八分というくらい準備は大切です。
そして、4日日曜日。いよいよ工事初日。
古民家の神棚に手を合わせて、無事成功を祈ってからスタートです。
先ずはユンボで浸透マス用の竪穴を掘ります。
1メートル近く掘ってからそこに炭をたっぷりと投入。
その上に瓦を入れて割ります。
これが大きな開渠の役目をして土壌の酸欠を改善します。
マスからBARの排水管を埋める穴を深さ30センチで8メートル掘って配管します。
途中雨樋の水を受けるツナギを入れて配管。
配管した回りにもたっぷり炭を入れます。
途中何箇所か竹と土管を使って開渠を作っておきました。ここが空気と水の通り道になります。
炭の上には有機物の層を作る為、落ち葉を大量に入れました。
排水の続きで、上水を引き込む管を埋める穴も4メートル掘って同じように配管しました。
最後に土を埋め戻してこの日の作業は終了です。無事に基礎工事に絡む場所の配管を終えたので、この後は焦らず掘っても大丈夫です。
そして、2日後の12月6日火曜日に続きの工事をしました。
ユンボで作業しにくい狭い所なので、ここは手掘りで同じように30センチの深さを掘りましたが、柔らかめの岩石層でゴツゴツしていて大変でしたが、重たいツルハシでなんとか掘りきりました。
ひとまず、これで12月14日、15日の基礎工事が出来る準備完了です。
今回のBAR建設。予算は140万円ですが、普通に業者に頼んで材料も買って作るとたぶん300万円くらいのBARになりそうです。